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その4 第四話 脱衣麻雀

Auteur: 彼方
last update Date de publication: 2025-10-20 10:00:00
31.

第四話 脱衣麻雀

 カード麻雀の準備をしたが、しかし麻雀をやるにしても賭けるものがないことに気付いた。別にそれはそれでいいんだけど。ただ、何かしらのメリットやリスクなどが無ければゲームは面白味に欠けるものである。

「りょうちゃん、ルールはどーしよっか。勝ち負けはノートに記載していくことにでもする?」

「いや、そんなんじゃ燃えないし。賭けよ」

「何を? 命?」

「馬鹿! なわけないでしょ。脱衣麻雀にしようよ」

「は?! 馬鹿はどっちよ。ヤダよ、私そんな厚着してないし! すぐ裸になっちゃうよ」

「それ言ったら私なんてワンピースなんだからね? あっという間に下着姿になるよ。いいじゃん、どーせここには誰も来ないし、3階建ての建物もこの辺りには他に無いから誰にも見られないよ」

 確かに、外を見てみるとほとんど2階建てか平屋であり3階建てはここだけだ。部屋には加護がかけてあり侵入者の心配もないと言うことだった。だからって脱衣麻雀の提案が出るとは思いもしなかったけど。エロいなぁ涼子は。でもなんか、涼子の裸ってちょっと見てみたくなってきた。え? 私も充分にエロい? ふひひひ……そうかもね。

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    86.第伍話 麻雀の仕組み(麻雀の仕組みってどういうコト?)(つまりさ、ハイテイ牌は鳴けないっていうルール。これをよく理解してるってこと。もしこのチーをしないとしたらどうなる?)(エートぉ、ミズサキの手牌は【三四伍③⑤13555789】だったから③④⑤1234引きでテンパイよネ。切られてる枚数を無視すると7種24枚)(そうだよね。4枚受けが3種で3枚受けが4種だから数えやすいね。3×4×2だからね。じゃあミズサキみたいに鳴いた場合はどうなる?)(ンとね。鳴いたからツモ番飛ぶけどハイテイがもらえるから結局ツモ番1回でしょ? 三四伍③⑤35557は④3467の5種18枚。アレ? 6枚チャンス減ったヨ?)(そうだね、だけどチーができるようになった)(ソッカ! 上家の切りがハイテイ牌じゃなくなったから④46の3種12枚がチーでもいい!)(なるほどそうか! そうなるとチャンスが6枚増えてるんだ。すごいな)「チー」打3 ――流局――「テンパイ」「テンパイ」「テンパイ」「テンパイ」ミズサキ手牌三四伍③⑤55(チー657)(チー789)「見事だな。さすがは麻雀伝道師」「でも、全員テンパイじゃん。頑張ってテンパイとったのに1点ももらえないなんてトホホだよ」「マコト。それはみんな同じ思いだよ。私だって少しくらい加点したかったよ。ずっと張ってたのにさ」「おれなんか役役ホンイツトイトイのツモり三暗刻で倍満のテンパイさせたんだぞ。これが0点で終わりってのはむなしいぜ」「そっか」 南3局一本場 一本場は逆に誰もテンパイが入らなかった。全員が全力で前進したがテンパイしない。結果。「ノーテン」「ノーテン」「ノーテン」「ノーテン」 マタイさんには普通にやればテンパイする手が来たが残り2局で普通にやっても仕方ないということで純チャン二盃口を目指したためのノーテンだった。さすが、遅番客No.1強者。スケールがでかい。「ふ、私の強運もここまでか」「だけど、飛んでないじゃん」「まァね。オーラスまでお客様を遊ばせるという従業員の使命は全うしたつもり」「そんな使命があったんだ」「いや、ないと思う。ゲームの回転悪くなるし店としては良くない。けど、お客様からしたらどうかな。トップの人はいいけど二着三着は面白くないよね。まして店の人が飛んで終わっちゃったと

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    76.第四話 マークシート 三回戦はカー子と同卓になった。あれ? カー子って運営側なのに参加してたんだ。よく見たら6位のとこに『エル』って書いてあった。私はエルのこと『カー子』って思ってるから目に入ってなかったな。ふうん。6位か、神様もなかなかやるじゃん。「ここでカー子のおでましか。神様との勝負だなんて、人生面白いこともあるものね」「私たちマージ人からしたらミズサキとの勝負の方が貴重な経験デス。今日は私も胸を借りるつもりで全力出して行きますヨ

  • 【麻雀女流名人伝】遅番女子のミズサキ   その8 第七話 遅刻寸前

    70.第七話 遅刻寸前 大会当日。「起きるよ! マコト! もういい加減起きないと遅れるよ!」「………………ゲッ! なーんで起こしてくれないのよぉ!」「しゃーないでしょ! 私だって寝てたんだから!」「そっか」 本当にギリギリの時間だった。涼子も大慌てで支度してる。「マコト! 髪型ひどいよ! それだけはなんとかしなさい」「シャワー浴びてくる時間は……」「さすがにないわよ! 今日は大会なんだから遅刻したら大勢待たせることになるでしょ。絶対遅れられないんだよ! 整髪料と香水でごまかしなさい。ほれ、これ私の香水。つけすぎないようにね。ほんの数滴で大丈夫なやつだから」   涼子はポ

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    69.第六話 私の愛した麻雀牌 ついに明日は麻雀大会の日だ。ということで今夜の遅番営業は4時間早めに切り上げていいことになっている。10時頃にはスタートするのでそれまでに少しでも寝ておけということだった。ミズサキたち遅番は寝ずに参加するつもりだったからこれは有り難い配慮である。「さ、みんな。ちょうど卓割れしたし片付けをチャチャッと済まして今日はさっさと寝に帰りましょ」「うーす」「帰ろう帰ろう」「そうだね、帰って寝て起きたらついに待ちに待った大会かー。ん~~! ワクワクするね!」「ね! ちなみに大会はエルたちが全部準備してくれるから私たち遅番はギリギリまで寝てていいらしいよ。お昼ご

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    66.第三話 字牌を切らせる3色切り(これがこの子たちに直接指導できる最後の機会になるだろう。大会では当たるかわからないし。この4人での対局はおそらくもう最後――。私が教えてあげられる全てを出した麻雀をしてみせる!) そんな気持ちで挑んだ一回戦。その南2局の私の親番でテクニックを披露するべき手がやってきた。ミズサキ手牌 ドラ①四赤伍②④⑥⑧335東東白白 

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